研究開発に従事する者として、私が考えてきたのは「会社の役に立つ」ということでした。会社がどうの、環境がどうのという以前に、実績を出すという気構えを持つことが重要だと考えていました。だから、これから当社を目指す研究者の方には、「ぜひ自分の働きやすい環境をその手で作ってください」と言いたいですね。この会社はそういう人を待っていますし、柔軟に対応できる力もあります。多孔質の分野において、ライバルはもはや国内ではなく海外です。当社で活躍することは世界で活躍することにほかなりません。研究者としての最高の舞台がここにあると思っています。私もいつまでも現役というわけにもいきません。ぜひ、有望な後継者に道を譲りたい。ただ、そう願っています。

東三河、そして蒲郡という地域性から、当社も例に漏れず、世界的大手企業から様々な仕事の依頼を請けています。そしてその要求は、生産にせよ、クレームにせよ、厳しい世界水準レベルが求められ続けています。その結果、当社はその要求に応える技術力はもちろん、品質管理、生産管理の能力を身に着けるようになっています。その継続する力こそ、当社を特徴づけるキャリアであり、強みとなっています。当社の研究者となれば、その鍛え抜かれた生産現場力、他社ではなかなか体験できないポテンシャルをフルに活用できるというメリットがあるとお伝えしておきたいと思います。